課題名 |
環境保全的省エネ型栽培システムの開発 |
課題番号 |
2001000402 |
研究機関名 |
独立行政法人農業技術研究機構
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研究分担 |
農業技術研究機構 近畿中国四国農業研究センター 総合研究部 総合研究第3チーム
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研究期間 |
新規2001~2001 |
年度 |
2001 |
摘要 |
山間地の小区画・不整形で傾斜した圃場に建設できる平張型傾斜ハウス建設マニュアルを作成し野菜・花きの周年栽培技術を開発した。i)平張型傾斜ハウスは軒高が2.5~3mで四方に巻き上げ式の換気窓があるため斜面からの風の取り込みに優れており、また密閉できる二重張り被覆構造により保温性がよいため、高温期や低温期の温度管理が容易にできる。ii)平張型傾斜ハウスを利用して、既存の夏秋期のみのトマト栽培に冬春期のスイートピー栽培を加えた連続生産体系を確立し現地圃場で実証した。iii)湧水を利用した育苗装置を開発し、農家自身で育苗し、山間地の冷涼な気象を利用した10~12月の端境期における高品質切り花生産技術を確立し実証した。iv)平張型傾斜ハウス及び周年約15℃の湧水を利用した根部温度環境調節育苗装置の開発により、野菜・花き専業農家に対する低コスト・高付加価値化技術の支援及び高齢者・女性による花苗生産組織(山野草研究会)並びに休耕棚田を利用した夏秋レタス生産組織(レタス部会)が育成された。
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カテゴリ |
育苗
温度管理
傾斜地
高付加価値
栽培技術
省エネ・低コスト化
中山間地域
低コスト
トマト
レタス
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