課題名 |
早生・高品質品種の育成及び有望な素材の選抜 |
課題番号 |
2001000556 |
研究機関名 |
独立行政法人農業技術研究機構
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研究分担 |
農業技術研究機構 野菜茶業研究所 茶業研究部 育種素材開発チーム
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研究期間 |
新規2001~2001 |
年度 |
2001 |
摘要 |
i)これまでの茶品種にない甘い花香を有する「金谷21号」は、一番茶を緑茶、夏茶を半発酵茶にすることによって、その香気を一層生かすことができることを明らかにした。日本茶の香味の幅を広げることのできる本系統は、次年度に新品種として品種登録申請を行う予定であり、今後、半発酵茶のより簡易な製造法を開発する。ii)系統適応性検定試験第10群候補として5系統を選抜し、系適試験の5場所及び特性検定試験の2場所に配布した。iii)茶芽の第1側芽の年間発育モデルを作成した。秋整枝を最終摘採面よりも6cm上げると葉面積指数、受光率が大きくなり、翌年の一番茶期の品質が高く(105~113%)、三番茶以降は高収量(110~151%)となることを明らかにした。iv)結果率に密接に関係する受精胚の発育では、受精後間もなく卵核は分裂し、冬季に停止した後、3月に分裂を再開することを明らかにした。
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カテゴリ |
育種
新品種
茶
低コスト
品種
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