課題名 | 茶病害虫に対する効率的防除技術の開発 |
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課題番号 | 2001000566 |
研究機関名 |
独立行政法人農業技術研究機構 |
研究分担 |
農業技術研究機構 野菜茶業研究所 茶業研究部 虫害研究室 |
協力分担関係 |
東京農工大学 サンケイ化学(株) 三重県科学技術振興センター |
研究期間 | 新規2001~2001 |
年度 | 2001 |
摘要 | i)クワシロカイガラムシの休眠覚醒と温度との関係を解明し、1月1日を起算日とした有効積算温度(発育零点10.5℃)が287日度に達した時期が幼虫ふ化盛期で、その翌日から4日間が防除適期となり、高い防除効果が得られることを明らかにした。今後、年間世代数の異なる地域での防除適期を明らかにするため、本害虫の休眠誘導条件について検討する。ii) チャノコカクモンハマキと形態的にほとんど区別できないチャの新害虫ウスコカクモンハマキについて、簡易識別法、分布、性フェロモンの組成、発育零点、有効積算温度を明らかにした。今後、さらに詳細な生息分布を調査する。iii)越冬葉において炭疽病の潜在感染の可能性を明らかにするとともに、深整枝と整剪枝時期を組み合わせることで炭疽病を88.7%防除することが可能となった。iv)送風式捕虫機による茶害虫の物理的防除法の可能性を明らかにした。v)ほ場において昆虫寄生性線虫のナガチャコガネ幼虫に対する防除効果を確認した。 |
カテゴリ | 病害虫 害虫 管理システム 性フェロモン 炭疽病 茶 防除 |