飼料構成と運動負荷による肉質制御技術の開発

課題名 飼料構成と運動負荷による肉質制御技術の開発
課題番号 2001000596
研究機関名 独立行政法人農業技術研究機構
研究分担 農業技術研究機構 畜産草地研究所 家畜生産管理部 産肉技術研究室
研究期間 新規2001~2001
年度 2001
摘要 放牧育成が下部消化管の組織発育や粘膜機能に及ぼす影響を検討した。放牧育成牛の小腸重量は舎飼育成牛より1.5倍重くなり、大腸重量では1.4倍重くなった。組織学的には、放牧育成牛は舎飼育成牛に比較して盲腸および結腸の粘膜層が発達し、空腸、回腸、盲腸、結腸の筋層も厚くなった。また消化管機能に関与し粘膜細胞サイズを示すProtein/DNA比は、放牧育成牛が舎飼育成牛より16%大きい値となり、粘膜細胞の活性が促進されていると考えられた。下部消化管内容物中の有機酸濃度は、舎飼育成牛で腸粘膜細胞増殖を抑制するn‐酪酸濃度が高かった。以上より、放牧による生草摂取は、育成牛の消化管重量だけでなく、下部消化管の機能を発達させ、特に粘膜細胞機能を促進することを明らかにした。
カテゴリ 管理技術

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