課題名 | 放牧家畜の栄養収支の解明による栄養補給技術の開発 |
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課題番号 | 2001000599 |
研究機関名 |
独立行政法人農業技術研究機構 |
研究分担 |
農業技術研究機構 畜産草地研究所 放牧管理部 放牧飼養研究室 |
研究期間 | 新規2001~2001 |
年度 | 2001 |
摘要 | 放牧牛の栄養収支を解明するには放牧草の採食量を知る必要があるが、簡易な推定法は開発されていない。そこで、アルカンをマーカーとして用いる方法を検討した。野草地の主要な草種である、ススキ、シバ、アズマネザサ、ミヤコザサのアルカン(炭素数23~36)は、草種や部位によって濃度や構成比が異なり、独自のアルカン構成があることを明らかにした。これを利用して、ススキとアズマネザサが混在する野草地に放牧されている牛の採食草種割合を、糞と草種のアルカン構成から推定した。この採食草種割合の推定値から算出した糞中のアルカン濃度が実測値とよく一致したことから、アルカンをマーカーとして利用する方法によって放牧牛の採食草種割合を推定できることを確認した。 |
カテゴリ | 管理技術 低コスト |