主要樹木集団の遺伝的多様性評価手法の開発及び繁殖動態の解析

課題名 主要樹木集団の遺伝的多様性評価手法の開発及び繁殖動態の解析
課題番号 2002003094
研究機関名 森林総合研究所
研究分担 森林総合研究所 生態遺伝研究室長
研究期間 継続2001~2005
年度 2002
摘要 当年度の試験研究方法:スギ天然林等の遺伝的多様性調査に取り組む。トドマツ・アカエゾマツの遺伝的分化解析、カラマツ繊維長の測定等に取り組む。ホオノキ実生の近交弱勢の大きさと光環境の影響調査等に取り組む。シイ林分の遺伝構造比較等に取り組む。当年度の研究成果:全国のスギ天然林26集団間では遺伝的多様性には有意な違いはなく、集団間分化も小さいが、個別にみると、九州の2集団および東北の6集団が他の集団と有意に異なることを明らかにした。メヒルギおよびオヒルギについて多型性の高いマイクロサテライトマーカーを新たに開発した。トドマツについて2つのマイクロサテライトマーカーを新たに開発した。アカエゾマツについては新たなマイクロサテライトマーカーの開発が必要なことが明らかになった。カラマツの繊維長について最外周年輪とそれ以前の年次の年輪との間で相関の高いことが明らかになった。ホオノキ実生を遮光率の異なる環境で栽培した結果、個体サイズ、成長率、器官重に大きな近交弱勢が現れ、他殖実生は自殖実生よりも光環境に対して高い可塑性を持つことが明らかになった。スダジイ老齢林では対立遺伝子の空間配置において同類の対立遺伝子が近い位置に存在する傾向が見られるのに対して、二次林ではそのような傾向が見られず、天然林の特性は遺伝的多様性の高さだけでなく、遺伝構造にも見られることを明らかにした。結果の意義:複数の樹種でDNAマーカーの開発を進めたことにより遺伝的多様性評価のツールの開発が進展し、その成果を用いた天然林集団の遺伝的多様性の解析が進捗した。また、林分プロットの生態学的調査が整っている樹種等を対象に遺伝構造の解析が進行し、保全管理に向けての具体的な提言を行う段階に到達した。
カテゴリ DNAマーカー 繁殖性改善

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