スギ・ヒノキ材質劣化害虫の管理技術の高度化

課題名 スギ・ヒノキ材質劣化害虫の管理技術の高度化
課題番号 2002003131
研究機関名 森林総合研究所
研究分担 森林総合研究所 九・森林動物研究G長
研究期間 継続2001~2005
年度 2002
摘要 当年度の試験研究方法:スギノアカネトラカミキリ被害の分布様式の解明と密度推定法の開発に取り組む。スギカミキリ総合管理モデルの開発に取り組む。ヒノキカワモグリガの蛹化斉一化を促す飼育条件の解明、性フェロモンの化学構造の解析、天敵微生物の病原力の解明に取り組む。キバチ類被害発生環境を解析する。誘引法の改善、被害材の腐朽・強度試験、間伐時期・伐倒木処理試験の評価に取り組む。当年度の研究成果:姫神45年生林分の区画解析から、トビクサレは樹体内ではランダム分布をしており、木口被害率とトビクサレ密度との関係は、河野・杉野によって示された関係式により有意に記述できることが分った。スギカミキリに関する文献を追加して、文献リスト収録数は1617件になり、既存成果の整理とホームページ化に着手した。ヒノキカワモグリガの人工飼育幼虫に対して、日長条件は蛹化率には影響を与えないが幼虫期間には大きな影響を与えること、短日では幼虫期間が長くなることが明らかになった。また、今回の日長処理では蛹化を斉一化することはできないと考えられた。性フェロモン候補化合物Bには明瞭な誘引効果は認められなかった。天敵微生物Paecilomyces cateniannulatus、P.fumosoroseusの分生子の発芽に及ぼす光、温度、保存期間等の影響を明らかにした。また両者の病原力の違いを明らかにした。ニホンキバチの被害発生環境を解析するため、土地条件、林分条件など被害林分90カ所の基礎データを得、解析に着手した。ニホンキバチ雌成虫に対して化合物Cは従来の誘引剤ホドロンと同程度の誘引効果を示した。間伐時期・伐倒木処理方法の違いがニホンキバチ成虫発生量に及ぼす影響を調べた結果、雄成虫は2月より11月伐採で発生数が多かったが、雌成虫では差がなかった。一方、雌雄とも発生数は玉切り区が多かった。結果の意義:これまで把握できなかったトビクサレの密度推定を可能にした。スギカミキリの文献リストを完成し、広く公開する準備を整えた。ヒノキカワモグリガの日長と蛹化率の関係などを解明し、被害発生機構の1つを解明した。ニホンキバチ代替誘引剤の有効性を確認し、防除法の手がかりを得た。
カテゴリ 病害虫 害虫 管理技術 性フェロモン 防除

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる