北方林の長伐期化に伴う森林管理システムの構築

課題名 北方林の長伐期化に伴う森林管理システムの構築
課題番号 2002003183
研究機関名 森林総合研究所
研究分担 森林総合研究所 北・T長(針葉樹長伐期)
研究期間 継続2001~2005
年度 2002
摘要 トドマツ及びカラマツ林において土壌の多点実態調査及び下層植生の現存量と光環境の調査を継続した。トドマツの凍裂被害については、昨年度とは異なる地域において発生開始樹齢の調査、カラマツについては、高齢林の腐朽被害実態調査を継続する。北海道国有林内の高齢カラマツ人工林データを収集した。また、道央地域のカラマツ林経営収支資料を収集し、コスト解析を行った。トドマツ林とカラマツ林の下層植生の現存量は、光環境に対応して林齢が高くなるほど増加し、立木密度が高くなるほど減少することを明らかした。また、表層土壌中の全炭素・窒素の含有率は林齢40年までは減少し、その後80年までは増加するという結果が得られた。凍裂は40年生以上から現れ、70年生を過ぎるとほとんどの林分で発生しているが、被害率は30%前後であることがわかった。また、カラマツ林分の伐根調査で、凍裂の本数被害率と腐朽面積比率の間に正の相関があることを明らかにした。カラマツ林分の調査結果を既存の地位指数曲線にあてはめると、全般的に上位に位置し成長が良いことがわかった。また、浦幌町森林組合を対象にカラマツ造林経営の収支を分析した結果、造成後40年間(主伐時点まで)の総収入は約260万円(補助金を含む)という予測結果を得た。施業後の時間を考慮することによって、より精度の高い下層植生現存量推定モデルが構築できることを示した。林齢と表層土壌中の全炭素・窒素の含有率との関係解析結果は、土壌変化モデルのパラメータ設定に有効である事が解った。長伐期に伴うカラマツの腐朽害およびトドマツの凍裂害の結果は、今後のリスク回避に応用可能であることが示された。収集した高齢林データを加え、現存のカラマツ収穫予想表より高い精度に改訂可能となる。カラマツ造林経営の収支を分析した結果はカラマツの最適経営モデルの開発に重要な成果である。
カテゴリ 管理システム 経営管理 経営モデル コスト

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる