木材腐朽菌による環境汚染物質の分解機能の評価と解明

課題名 木材腐朽菌による環境汚染物質の分解機能の評価と解明
課題番号 2002003238
研究機関名 森林総合研究所
研究分担 森林総合研究所 T長(微生物環境修復)
研究期間 完了2001~2002
年度 2002
摘要 ダイオキシン分解能を有する木材腐朽菌の選抜・評価及び分解代謝機構の解析を行う。菌床を用いた土壌混合浄化法の開発および土壌の汚染浄化に取り組む。内分泌かく乱物質プロジェクト研究成果のファクトデータベース化、関連情報の整備に取り組む。木材腐朽菌WD1694株よりマンガンペルオキシダーゼを精製と解析を行う。スクリーニングにより選抜したウスヒラタケは貧栄養の条件でダイオキシンをより分解することから、培地の栄養条件が分解に影響することがわかった。さらに、ウスヒラタケのダイオキシン代謝に関わっていると考えられる遺伝子クローン群を得た。ウスヒラタケによる汚染土壌の浄化を効率化し、土壌中でのウスヒラタケの繁殖を高めるために、培地と土壌の混合条件を明らかにした。さらに、ウスヒラタケのDNAを特異的に増幅するPCR用プライマーを設計し、定量PCR条件の最適化を行い、最小10Mug菌体/1g土壌まで、定量的に菌体の検出が可能となった。内分泌かく乱物質プロジェクトの成果をデータベース化し、内部資料と外部公表資料を作成で きた。マンガンペルオキシダーゼのアイソザイムの精製に成功し、酵素の特性も明らかにできた。これらのは、担子菌を土壌中で繁殖させて、ダイオキシン類分会に利用するための技術開発を進展させる成果である。
カテゴリ データベース 繁殖性改善 木材腐朽菌

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