| 課題名 |
木材市場の動向分析及び国産材需要拡大条件の解明 |
| 課題番号 |
2002003240 |
| 研究機関名 |
森林総合研究所
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| 研究分担 |
森林総合研究所 T長(流通システム)
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| 研究期間 |
継続2001~2005 |
| 年度 |
2002 |
| 摘要 |
製材業、木材流通業、住宅産業の実態調査を継続し、木質系資材の需要構造の変化とそれに対する製材業の対応状況を解析した。住宅品確法施行以降における、大手国産材製材業のKD製品の量販体制構築を中心とした柱角製品の販路確保策の態様を明らかにした。国産材が高次加工製品(集成材や合板)の原料として可能性を持つと考え、製品開発に取り組む大規模木材加工業者が現れてきたことを明らかにした。需要の変化に対応するための大手製材・集成材メーカーで物流対策が活発化しつつあり、これに伴い木材流通にも変化が生じてきていることを明らかにした。また近年、「地域材による家造り運動」といった、小規模ではあるが地産地消による、消費者との信頼関係に基づいた国産材利用の動きを明らかにした。住宅品確法の施行により木材需要構造が大きく変化する中での、大手国産材製材業の加工・販売戦略の変化の態様や、集成材や合板などの高次加工製品の原料として国産材を重視する動き、さらに近年の「地域材による家造り運動」による国産材利用の動きを摘出したことは、これからの国産材需要拡大のための新たな政策の立案に根拠を与えるものである。
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| カテゴリ |
加工
需要拡大
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