タイ、中国等における低利用飼料資源等の栄養特性評価と調製法の開発(342)

課題名 タイ、中国等における低利用飼料資源等の栄養特性評価と調製法の開発(342)
課題番号 2002003049
研究機関名 国際農林水産業研究センター
研究分担 国際農林水産業研究センター 畜産草地部
協力分担関係 農業技術研究機構 畜産草地研究所
研究期間 継続2001~2005
年度 2002
摘要 タイのサイレージから分離した450株の乳酸菌の中から液体培養や培地pH4以下でも良好な増殖を示す有望菌株15株を選抜し、この中には、非常に早い初期増殖を示し、酸耐性の弱い株から比較的酸耐性の強い株などが含まれている。タイの発酵食品等から分離された1,850株の乳酸菌の中に、バクテリオシン様活性を示すものが14株得られ、その内の4株は幅広い抗菌スペクトルや高温での活発な増殖を示す株である。中国でのトウモロコシ茎葉サイレージ(CSS)調製時に乳酸菌、糖蜜、細胞壁分解酵素を添加したところ、乳酸菌製剤(Lactobacillus buchneri)添加のみに好気的変敗防止の効果が認められた。CSSの総繊維の消化特性をin vitro消化試験にて行ったところ、CSSは採食後、第一胃内において速やかに糖・デンプン・有機酸分画に分解され、次いで総繊維の分解が開始され、急速に消化されていくことが推定された。CSSは牧草等に比べ消化率は低くかつ消化速度が遅いことから、給与時には、組み合わせる飼料の質等を考慮する必要性が考えられた。また、CSS等に蛋白質給源として大豆粕、ヒマワリ粕、トウモロコシ酒粕を添加した肥育試験では、平均日増体量及び赤肉歩留まり等については実験区間に統計的有意差はなかったが、牛一頭当たりの収益性は、酒粕給与が最も純益が高いことが判明した。計画に対して研究はほぼ順調に進展している。
カテゴリ 大豆粕 とうもろこし ひまわり

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