課題名 | 酵母における拮抗現象の分子機構の解明 |
---|---|
課題番号 | 2002002987 |
研究機関名 |
食品総合研究所 |
研究分担 |
食品総合研究所 応用微生物部 酵母研究室 |
研究期間 | 継続2001~2005 |
年度 | 2002 |
摘要 | パン酵母の実用上必要な性質である冷凍ストレス適応機構に着目して研究を実施した。冷凍ストレス耐性に関与する酸性トレハラーゼの局在性を詳細に解析したところ、以前の研究結果とは異なり、酸性トレハラーゼは主に液胞に局在するのではなく、むしろ細胞外に分泌され機能している可能性を見出した。一方、酵母の全非必須遺伝子の破壊株を用いて、SMKT、DhKT及びCgKTの3種のキラートキシンに対する耐性株を選抜し、破壊株の特性から作用機構を推定した。またSMKT耐性変異の原因遺伝子SPF1にコードされるP型ATPアーゼが小胞体機能に必要な内部環境を維持していることを明らかにした。 |
カテゴリ |