課題名 | 比較遺伝地図情報等を活用したブタの椎骨数や肉質等生産形質関連遺伝子座の同定と遺伝子の単離 |
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課題番号 | 2002002696 |
研究機関名 |
農業生物資源研究所 |
研究分担 |
農業生物資源研究所 基盤研究部門 ゲノム研究グループ 上席研究官1 農業生物資源研究所 基盤研究部門 ゲノム研究グループ 家畜ゲノム研究チーム |
研究期間 | 継続2001~2002 |
年度 | 2002 |
摘要 | 椎骨数・背脂肪厚に関連するブタ染色体上の領域へのBACクローンの配置とコンティグの作製を行った。椎骨数QTL候補遺伝子の多型解析および背脂肪QTL候補遺伝子のマッピングを行った。黒毛和種のBACライブラリーのスクリーニングシステムを構築し、クローンウシで欠損している領域を含む2個のBACクローンを得た。ブタ第6染色体上の繁殖障害遺伝子が存在する領域に、ヒト遺伝子情報を参考にこれに対応した51個の遺伝子をマップしたところ、ブタでかなりの再配列が起こっていることが判った。現在のところ、障害遺伝子の有力な候補遺伝子は見つかっていない。インスレーターの実用に向けて、細胞におけるレポーター遺伝子の発現の程度を種々のコンストラクトで調べた結果、遺伝子導入効率、発現効率ともに優れたコンストラクトを認めた。脳の歯状回、大脳基底核から、完全長cDNAライブラリーの構築と予備的評価を行った。海馬、嗅球完全長cDNAライブラリーのそれぞれから無作為に5'末端配列を調べ、7回以上出現した配列をアライメントして、これらの転写開始領域を特定できた。他殖性の自然集団におけるQTL解析のために、2世代の家系をもとにしたPseudo-testcross法を利用した手法を開発した。本解析手法は高いQTL検出力を示し、家畜品種内でのQTL検出に対しても応用可能である。 |
カテゴリ | 馬 カイコ 抵抗性遺伝子 繁殖性改善 品種 豚 |