ペプチド等化学物質の生理的役割に着目したバッタ等の体色制御機構および甲虫等の休眠・繁殖・耐寒性等の解明

課題名 ペプチド等化学物質の生理的役割に着目したバッタ等の体色制御機構および甲虫等の休眠・繁殖・耐寒性等の解明
課題番号 2002002735
研究機関名 農業生物資源研究所
研究分担 農業生物資源研究所 動物生命科学研究部門 生体機能研究グループ 上席研究官1
農業生物資源研究所 動物生命科学研究部門 生体機能研究グループ 生活史制御研究チーム
農業生物資源研究所 動物生命科学研究部門 生体機能研究グループ 代謝調節研究チーム
研究期間 継続2001~2002
年度 2002
摘要 ドウガネブイブイの前蛹、蛹の脳抽出物は3齢幼虫の休眠を覚醒させなかった。これらの抽出物は休眠覚醒の阻害効果をもつことを示唆した。対照として投与した蒸留水は覚醒効果をもつことを示した。ネムリユスリカ幼虫の結紮後頭部および胸部を除去し乾燥休眠誘導を行ない、完全に乾燥したことを確認の上、吸水をさせたところ、9割以上の除脳乾燥幼虫が蘇生した。脳がなくても幼虫はトレハロースの合成蓄積をおこなった。このことは幼虫が持つ脳、消化器官、筋肉等のそれぞれの器官が、独自に(植物のように)乾燥ストレスに応答し、自己完結的に乾燥休眠準備、例えばトレハロース合成蓄積等を行なっていることを示唆する。チャバネアオカメムシ卵巣の切片に対して酸性フォスファターゼ活性染色、タンパク質分解酵素ザイモグラフィーを行ったところ、ろ胞細胞内に卵母細胞の内容物より強いタンパク質分解酵素活性が存在することが示された。トノサマバッタを二世代単独飼育し孤独相系統を作った。その2齢と3齢幼虫の脱皮時にコラゾニンを注射し、終(5)齢と成虫の形態に及ぼす影響を調べたところ、コラゾニン投与が、5齢幼虫のプロノータムの形と成虫のある形態的形質に影響することが分かった。
カテゴリ カイコ カメムシ 乾燥 耐寒性 繁殖性改善

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