| 課題名 |
森林火災の発生機構と防火帯機能の解明 |
| 課題番号 |
2003004345 |
| 研究機関名 |
森林総合研究所
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| 研究分担 |
森林総合研究所
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| 研究期間 |
継続2001~2005 |
| 年度 |
2003 |
| 摘要 |
森林火災の発生機構と防火帯機能の解明当年度の試験研究方法:林内に生育する24種の樹木の生葉の季節変化を調査した。45種の植物の熱量、無機含有量、Silica-free無機含有量、限界含水率および林床面日射量と降水量データ、林床可燃物含水率の関係から含水率予測モデルのパラメータ同定などを調査した。林床可燃物の除去のために鶏の放し飼いによる可燃物除去効果を調査した。当年度の研究成果:生葉の含水率の季節変化を24種の植物で調査した。落葉広葉樹のリョウブ、カキノキは他の樹種に比べて含水率が高く、9月以降は含水率が低下する傾向を示した。コナラや常緑樹種のソヨゴ、アラカシ、ヒサカキは5月の新葉の時期以外は含水率の変化は小さかった。リョウブやカキノキなど生葉の含水率の高い落葉樹種は、夏季には防火樹としての機能を持つことがわかった。林内可燃物の燃焼特性のパラメータである熱量、無機含有量、Silica-free無機含有率、表面積-体積比、比重、限界含水率を45種の植物で調べた。熱量及び比重、限界含水率は樹種による違いが小さかったが、無機含有率、Silica-free無機含有率、表面積-体積比は樹種により大きく異なった。米国で用いられているRothermelモデルによる延焼速度予測式では、表面積-体積比や比重、Silica-free無機含有率の影響が大きいことがわかっており、Silica-free無機含有率が小さいほど、あるいは表面積-体積比が大きいほど延焼速度は速くなる。したがって、ウラジロやコシダなどの繁茂した場所やササ地では火災の延焼速度が一般に比べて速くなることがわかった。林床可燃物の含水率に影響を及ぼす要因として、可燃物の違いよりも林床面日射量の違いの方が含水率予測に及ぼす影響が大きいことがわかった。ニワトリをスギ林分内に7羽放し飼いにした結果、木本類14種、草本類23種、シダ類6種を採食した。放し飼いを開始してから114日目に放し飼い試験区内では単位面積当たりの植生の生重量は対照区の36%~16.2%に減少していた。林床の腐植層の有機物はニワトリの掻き起こしで泥まみれとなり不燃化していた。また、場所によっては腐植層がほとんど除去されて地肌が出ており、林床可燃物が完全に除去されているところがあった。試験期間中の産卵数は107個で、1個の平均重量は62.9gであった。宮崎では牛を林内に放牧して下刈りの省力化に成功した事例があるが、廃鶏の放し飼いでも同様の効果が期待できることがわかった。なお、本試験地については地元民の関心が高く見学者が多くなった。
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| カテゴリ |
病害虫
かき
省力化
鶏
防除
予察技術
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