森林作業が環境に与える影響の評価と軽減技術の開発

課題名 森林作業が環境に与える影響の評価と軽減技術の開発
課題番号 2003004349
研究機関名 森林総合研究所
研究分担 森林総合研究所
研究期間 継続2001~2005
年度 2003
摘要 森林作業が環境に与える影響の評価と軽減技術の開発当年度の試験研究方法:1)アーティキュレイト式車両である改良型連結装軌式車両で3種類の地表条件で定常円旋回走行を行い、旋回半径とスリップ率を測定した。その結果から、表土移動量を算出した。2)林地微地形測定装置を設計・製作し、試験的に測定を行った。クローラ車両の平坦地におけるけん引力、スリップ率を測定した。3)栃木県馬頭町のスギ・ヒノキ人工林地内(44年生)において実施されたハーベスタ、フォワーダによる伐出作業を対象に、作業に伴う損傷木及び健全木の位置とその周辺の作業条件を計測し、被害発生に及ぼす地形や林分条件の影響度を解析した。当年度の研究成果:1)アーティキュレイト式車両である改良型連結装軌式車両で旋回したときのスリップ率は、スキッドステアリング式車両であるミニバックホーで旋回したときのスリップ率よりも絶対値が小さくなる傾向が見られたが、これは旋回方式の違いによる旋回半径の差に起因すると考えられた。2)林地微地形測定装置を製作した。長さ7.68mの直線レール上を走行するスライダに取付けたロッド型変位センサにより地表の高さを30mmおきに測定するものである。車両の踏圧がかかったときの土壌の沈下を考慮に入れて測定を行うため、ロッド先端には0.05MPaの接地圧がかかったときにスイッチの入る接地センサを取付けた。接地センサの信号をトリガとして、測定値はデータロガに収録される。構内ヒノキ林で試験的に測定を行ったところ、所期の地表形状のデータを得ることができた。また、平坦地におけるミニバックホーのけん引力、スリップ率を測定した。これをもとに、傾斜地におけるけん引力も理論的に求めることができる。3)地形傾斜、立木密度、伐採率、路端からの距離、伐倒木占有率、ブーム占有率、走行方式の違い(路上走行、林内自由走行)の7個の要因を取り上げ、数量化2類により損傷木と健全木の判別分析を行った。その結果、損傷木発生の有無に及ぼす要因の影響は立木密度が最も大きく、次いで路端からの距離、伐倒木占有率となる結果が得られ、作業環境要因としての立木密度や加害要因としての作業機械や伐倒木と残存立木との位置関係の影響を明らかにした。また、これらの要因を用いた判別的中率は0.86となり、概ね良好な予測結果が得られた。
カテゴリ 馬 管理システム 傾斜地

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