調和的利用を目指した森林情報システムの開発

課題名 調和的利用を目指した森林情報システムの開発
課題番号 2003004355
研究機関名 森林総合研究所
研究分担 森林総合研究所
研究期間 継続2001~2005
年度 2003
摘要 調和的利用を目指した森林情報システムの開発当年度の試験研究方法:研究目標に従って、以下の通りに研究を実施した。(1)高齢スギ林の成長解析:上大内沢天然林B種収穫試験地の長期観測データ(調査林齢167年~245年)を解析し,高齢級スギ林での材積成長量の推移を調べた。(2)保健休養機能等の評価事例の収集:「傾斜度と活動」など森林の保健休養機能の評価事例を収集するとともに、岩手山周辺地域における森林レクリエーション対象地点及び小中学校位置情報の抽出とデータベース化を進めた。さらに「北東北における持続可能な森林経営に向けた基準と指標」に指針の明示されている水辺林保全にかかわる施業規制を実施した場合、実際に水辺林の区域において国有林および民有林の森林資源の賦存量をGISにより推計した。当年度の研究成果:(1)高齢スギ林の成長解析:林分材積の連年純成長量は大きく変動し(2~30(m3/ha/yr)),近隣の上大内沢人工林収穫試験地(調査林齢27年~88年)における連年成長量(20~30(m3/ha/yr))を上回る場合もあった。しかし,長期的には減退傾向にあった。連年成長には2つのピークが存在し,ピークの発生時期はいずれも間伐後10年程度であった。両ピークの発生は高齢級における間伐効果の存在を示していると考える。サイズの大きい個体ほど成長量は大きかったが,林分成長量の小さい期間にはサイズによる成長量の差は小さかった。(2)保健休養機能等の情報収集等:岩手山周辺部における森林レクリエーション・森林環境教育対象地点及び小中学校の位置情報を抽出しデータベース化を進めた。さら森林レクリエーション・森林環境教育対象地点に接する林分を抽出し、標高、傾斜等の地況、林種、林例等の林況等の特徴を検討し、対象地域における保健休養機能及び森林環境教育機能に関わる評価・類型化のための基礎的な情報を得た。さらに、岩手山周辺に設けたテストサイトにおける水辺林の区域においてGISによりデータベースを構築し、所有別・樹種別・道路からの距離別の森林資源の賦存量を推計した。これによって木材生産活動に対する「水辺林」規制の影響を明らかにした。
カテゴリ 管理システム くり 経営管理 データベース

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