| 課題名 |
木材利用のライフサイクル分析 |
| 課題番号 |
2003004417 |
| 研究機関名 |
森林総合研究所
|
| 研究分担 |
森林総合研究所
|
| 研究期間 |
継続2001~2005 |
| 年度 |
2003 |
| 摘要 |
木材利用のライフサイクル分析当年度の試験研究方法:1)炭素貯蔵効果解析のための木材フローモデルの作成に取りかかった。省エネ効果・エネルギー代替効果の定量化のためのバックデータを収集した。2)木材工業未利用残廃材を都道府県別に推計し、バイオマス発電の可能性と粉砕処理機による処理費用の低減化について検討した。再資源化パーティクルボードの需要拡大について検討した。3)5つのモデル地域について木材関連業者のリストアップ、現地調査を行い、木質系廃棄物の発生量と流通を解析した。4)木材製品や木質産業廃棄物等に関する統計を収集分析した。炭素換算のための木材密度解析を行った。家具中の木材・木質材料の量を推計し、寿命解析手法により将来変動を推測した。パレット・梱包材製造業について統計資料解析・現地調査・アンケート調査を行った。建築用木材を対象とした木材循環のプロトモデルを作成した。建築部門への木材投入量及び紙製品による炭素貯蔵効果をシミュレートした。当年度の研究成果:1)着工木造率が変化した場合の炭素貯蔵効果をシミュレートした。樹木の幹の発熱量は樹種による差がほとんど無いが、樹皮は残留物量の差が大きく発熱量も変化した。2)各都道府県の発生量は効率を高められる発電規模、利用量約25万m3/年を下回る所が多いことが分かった。また自社粉砕機導入により処理コストの低減の可能性が示された。木造の根太レス・非木造の床下張りに最大限パーティクルボードを利用した場合、約350万m3分の利用ポテンシャルが見込まれた。3)モデル地区の製材工場については全国調査結果の原単位を用いておおむね推計できることが確認されたが、家具など他の加工業では自社焼却がほとんどであった。4)埋立て処分地における木くず等の統計を収集するとともに、輸入製材品・加工材について用途別出荷量を分析、推計した。工業統計等の品目別家具の出荷台数に、木材使用量原単位を乗じ、木材量を算出した。2001年の木製平パレットの木材積は約300万m3であった。また平均寿命は6.3年と推計された。木材炭素循環のSDプロトモデルの精度を高めるためには、例えば建築部門への木材工業からの投入統計量と着工量から逆算した投入量との違いなど、データ間の不突き合いの処理などの課題があることが分かった。紙製品による炭素貯蔵効果は、寿命にもよるが、50万t-C/年程度の可能性が示された。
|
| カテゴリ |
加工
コスト
出荷調整
需要拡大
省エネ・低コスト化
炭素循環
|