| 課題名 |
稲等における乾燥等の環境ストレス耐性遺伝子組換え体の作出法の開発 |
| 課題番号 |
2003004281 |
| 研究機関名 |
国際農林水産業研究センター
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| 研究分担 |
国際農林水産業研究センター 生物資源部
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| 協力分担関係 |
理化学研究所
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| 研究期間 |
継続2001~2005 |
| 年度 |
2003 |
| 摘要 |
シロイヌナズナ由来のDREB1A 遺伝子やイネから単離した相同性遺伝子OsDREB1Aを導入した組換えイネの解析が進展した。これらの組換えイネでは、導入遺伝子の発現量に比例して、乾燥や塩や低温ストレスに対して耐性が獲得された。また、これらの植物中では糖やプロリンなどの適合溶質が蓄積していることやLEAタンパク質をコードする遺伝子などの耐性遺伝子が過剰発現していることも示された。一方、植物ホルモンのABAの合成酵素遺伝子をイネ中で過剰発現させると、ABA濃度が増加し、ABA誘導性の遺伝子群が過剰発現して、乾燥に対する耐性がさらに向上していた。また、イネオリゴマイクロアレイを活用し、イネのストレス耐性に関与する転写因子遺伝子を網羅的に同定するなど研究計画を上回る成果をあげ、研究の大きな進展が見られた。
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| カテゴリ |
遺伝資源
乾燥
ごま
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