課題名 |
中国等の小麦の遺伝資源の赤さび病抵抗性等の評価と育種素材の育成 |
課題番号 |
2003004283 |
研究機関名 |
国際農林水産業研究センター
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研究分担 |
国際農林水産業研究センター 生物資源部
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協力分担関係 |
CIMMYT
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研究期間 |
継続2001~2005 |
年度 |
2003 |
摘要 |
赤かび病抵抗性コムギ品種「蘇麦3号」および「Frontana」は世界中で利用されているが、形態・生態形質の異なるタイプが報告されているので、DNAマーカーを用いてその品種内変異を明らかにした。オーストリア系統には未知の抵抗性遺伝子が含まれている可能性が示唆された。公開ESTコンティグ情報を基にしたSTSプライマーを設計してESTのSTS化を進めた。また、赤かび病抵抗性QTL、矮性遺伝子Rht8、日長感応性遺伝子Ppd1など重要形質が座乗する2D染色体短腕領域の地図情報を充実させるため、イネのシークエンス情報を基にEST-STSマーカーを作出した。蘇麦3号の抵抗性QTLの効果を抑えると考えられる2D染色体短腕上の罹病性因子ならびにFusarium毒素ストレス下での特異的発現遺伝子を解析し、赤かび病抵抗性選抜マーカーの有効性を検討した。さらに、西南暖地における春コムギの赤かび病抵抗性品種の系譜図にしたがい、DNAマーカーを用いて赤かび病抵抗性遺伝子の伝搬経路を明らかにした。
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カテゴリ |
病害虫
育種
遺伝資源
小麦
DNAマーカー
抵抗性
抵抗性遺伝子
抵抗性品種
評価法
品種
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