課題名 | 農業由来の有機質資源の循環利用の促進に係る政策の評価手法の開発 |
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課題番号 | 2003003443 |
研究機関名 |
農林水産政策研究所 |
研究分担 |
農林水産政策研究所 評価・食料政策部 環境評価研究室 農林水産政策研究所 国際政策部 |
協力分担関係 |
小樽商科大学 |
研究期間 | 完了2001~2003 |
年度 | 2003 |
摘要 | 本課題では全国単位,地域単位,市町村単位の各段階において,勘定体系を用いて農業部門における有機性資源の発生・処理状況およびそこから発生する環境負荷を把握するための手法を提案し,有機性資源循環システムを確立することによる環境負荷の低減効果を明らかにすることを目的とする。分析の結果,全国および全国9地域において輸入稲わらを国産品により代替することで一定の環境負荷低減効果がもたらされ,地域間の稲わら供給の格差を考慮した場合には,その効果が小さくなることが明らかになった。また,宮崎県国富町におけるたい肥センター建設による環境負荷低減効果を評価した結果,一定の環境負荷低減効果があることが示された。また,工業団地用の埋立地から絶滅危惧種が生息できるまでに自然環境を復元させたハウステンボスを対象に,人工修復環境の価値評価を行った。特に,提示額バイアスのより少ない3肢選択法を用い,さらに提示額が回答者の潜在的な評価額に与える影響を除去するための提示額効果係数を導入して,よりバイアスの少ない評価手法を開発した。 |
カテゴリ | 環境負荷低減 |