| 課題名 |
長期時系列データを用いた農地等土地資源に関する計量経済研究 |
| 課題番号 |
2003003465 |
| 研究機関名 |
農林水産政策研究所
|
| 研究分担 |
農林水産政策研究所 地域振興政策部 地域資源研究室
|
| 研究期間 |
新規2003~2004 |
| 年度 |
2003 |
| 摘要 |
本研究の課題は,農地価格等の長期時系列データを用いて,わが国の農地価格の動態的特徴ならびにその成立要因を明らかにすることである。平成15年度は,(1)先行研究のサーベイならびに(2)農地価格の長期関係式の計測を行った。(1)では,農地価格の動態分析モデルは市場モデルに依拠するタイプ(A)と予測モデルに依拠するタイプ(B)の大きく2つに分類でき,先行研究では(A)のタイプが多用されており,それらの大半は,農地価格が収益還元価格として表せないことを示していることがわかった。(2)では,(A)のタイプのモデルのうち,現在価値モデルを用いて,1903年から2002年の100年間の農地価格と地代を対象として,農地価格と地代(小作料)の関係を分析した。その結果,1)戦前(1903~45年)と戦後(1946~2002年)で農地価格と地代の関係に構造変化が生じていること,2)構造変化を織り込むことで,長期的には農地価格と地代の間に現在価値関係が成立していること,3)短期的には,戦後の農地価格は下方硬直的であったことがわかった。これらの結果は,ある事業の事前・事後評価を行う場合,収益還元の概念は長期についてのみ適用可能であることを示している。
|
| カテゴリ |
中山間地域
|