課題名 |
省力化を目指した乾田直播・生育診断等に基づく稲栽培技術の開発 |
課題番号 |
2004005413 |
研究機関名 |
国際農林水産業研究センター
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研究分担 |
国際農林水産業研究センター 生産環境部
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協力分担関係 |
IRAG(ギニア国立農業研究所)
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研究期間 |
継続2001~2005 |
年度 |
2004 |
摘要 |
土壌起因の生育阻害・不安定要因として鉄過剰と水分ストレスを取り上げ、遺伝資源の生理的特性評価を行った。前者においてはフィリピン、パナイ島の現地で選抜されたイネ系統が鉄過剰下で他系統よりも 有意に高い生育を示し、これが根による鉄排除能によることが示された。水分ストレスに関しては不足(乾燥)と過剰(冠水)の両面からの検討を行った。西アフリカ、ギニアでの試験により、葉面温度と気孔コンダクタンスの間には有意な関係が認められ、耐乾性が強い品種ほど深根性に優れていること、冠水後の生育を維持するには冠水前よりも解除後の分げつの発生が重要であることが明らかにされた。フィリピンのIRRI で行ってきた拠出金プロジェクトは昨年の9月末に終了し、論文や学会発表等を通して活発な成果の公表がなされた。ギニアでの研究は現地の厳しい状況の中、研究環境の整備がなされ、次年度からの成果が期待される。
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カテゴリ |
遺伝資源
乾燥
乾田直播
栽培技術
省力化
品種
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