哺乳動物細胞に及ぼす殺虫性蛋白質Cry1Abの影響評価

課題名 哺乳動物細胞に及ぼす殺虫性蛋白質Cry1Abの影響評価
課題番号 2004005078
研究機関名 農業・生物系特定産業技術研究機構
研究分担 農業・生物系特定産業技術研究機構 動物衛生研究所 安全性研究部 安全性評価研究室
研究期間 新規2004~2004
年度 2004
摘要 殺虫性蛋白質、Cry1Abは牛及び豚の小腸上皮細胞と粘膜固有層の細胞に結合することを明らかにした。上皮細胞の刷子縁画分のウエスタンブロッティング法により、Cry1Ab結合蛋白質は45Kdと30Kdに存在し、さらにLC-MS/MS法による解析の結果、この結合蛋白質はアクチンであることを発見した。しかし、このアクチンは細胞膜上ではなく、細胞内部に存在すること、Cry1Abの牛及び豚上皮細胞に対する結合親和性は感受性蚕の中腸上皮細胞に比べてはるかに低いこと、さらに、膜電位の変化を認めなかったことから、Cry1Abが牛及び豚の小腸上皮細胞に障害を起こす可能性は低いと推察した。
カテゴリ

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる