課題名 | 高機能分離膜等の利用による廃食用油からの有用成分回収技術の開発 |
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課題番号 | 2004005362 |
研究機関名 |
食品総合研究所 |
研究分担 |
食品総合研究所 食品工学部 反応分離工学研究室 |
協力分担関係 |
筑波大学 東海物産(株) 東京大学 滋賀県立大学 アイシーエス |
研究期間 | 継続2001~2005 |
年度 | 2004 |
摘要 | やわらかい廃菌床での効果的粉砕処理のために、2軸スクリュー粉砕機においてニーデイングデスクを多用して、広い面積でのせん断効果を期待した粉砕処理を行い、構造の破壊を確認した。各種吸着剤による吸着法での廃食油の品質改善を試みた結果、シリカゲルが総合的に見て最も高い効果を示した。また、膜法との併用により、廃食油の品質を新油と同等程度にまで回復できた(図参照)。ヘキサンの添加により膜処理効率を向上させることができた。新たな抗酸化性の評価手法を確立することにより、動物エキス由来のアンセリンおよびカルノシンが、植物由来の抗酸化物質(ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール等)とは異なる抗酸化活性を有することを明らかにした。電気物性から得られる緩和時間からマイクロエマルションの粘性を迅速に把握できる可能性が示された。油脂低粘性化技術の開発のためになたね油、95%エタノールおよび蒸留モノオレインからなるマイクロエマルションを調製した。マイクロエマルションの粘度は37.8℃において、6.58~20.7 mPa・sの範囲で制御できた。 |
カテゴリ | 省エネ・低コスト化 なたね |