課題名 | カテコール関連化合物を放出する植物の導入が周辺の植物や土壌環境に及ぼす影響解明 |
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課題番号 | 2004005244 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所 |
研究分担 |
農業環境技術研究所 生物環境安全部 化学生態ユニット |
協力分担関係 |
福井県大 農業生物資源研 農研機構 兵庫県農業総合センター 国立環境研 |
研究期間 | 継続2001~2005 |
年度 | 2004 |
摘要 | 約800種の導入植物等について、サンドイッチ法で他感作用の検定を行い、クラウンベッチ、ツノアイアシ、オオサンショウモ等の他感作用が強いことを見いだした。また、他感物質として、ニセアカシアから (-)-カテキン(主要成果22)、ユキヤナギからシス-ケイ皮酸グルコシド(主要成果19)、リュウノヒゲからサリチル酸を同定した(主要成果20)。さらに、圃場試験により、リュウノヒゲとコンフリー等が雑草抑制用の被覆植物として有効であることを明らかにした。一方、ムクナから放出されるL-ドーパの活性は、イネ科のペレニアルライグラスはL-ドーパをドーパミンに、マメ科のシロクローバはイソキノリンアルカロイド類に変換することで失われる(図II-6、主要成果21)。さらに、高pH、腐植様物質の存在及び土壌吸着によって急速に消失し、特に土壌吸着についてはL-ドーパのカテコール構造が関わっていることを明らかにした。 |
カテゴリ | 病害虫 コンフリー 雑草 さんしょう 土壌環境 |