課題名 |
ストレス耐性麦類の作出(B122) |
課題番号 |
2004005178 |
研究機関名 |
農業生物資源研究所
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研究分担 |
農業生物資源研究所 新生物資源創出研究グループ 植物細胞工学研究チーム
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研究期間 |
完了2001~2004 |
年度 |
2004 |
摘要 |
未熟胚3,600個を処理し、RCC2遺伝子導入62個体を得た。PCRで30個体についてRCC2遺伝子の存在を確認した。うち8個体についてサザン法で導入したと思われるキチナーゼ遺伝子の存在を確認した。これら8個体の自殖世代(T1)の幼苗にオオムギうどんこ病菌を接種したところ、約60%の個体で病徴が軽いか、認められなかった。抵抗性検定は現在継続中である。未熟胚3,570個を処理し、RCG3遺伝子導入75個体を得た。PCRで47個体についてグルカナーゼ遺伝子(RCG3)の存在を確認した。VP1遺伝子を導入した3個体のオオムギ形質転換体(T0)から得た自殖種子(T1)の発芽試験で、発芽が遅延する傾向が認められた。次世代への導入遺伝子の伝達は確認できなかった。T1で発芽が遅延した原因の一つとして母体(T0)でのVP1遺伝子の効果が種子へ影響したものと推測される。コムギについては、現在特許出願中の新しい遺伝子導入手法でコムギにVP1遺伝子を開始し、現在までに幼植物を15個体得た。
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カテゴリ |
病害虫
うどんこ病
大麦
機能性
抵抗性
抵抗性検定
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