課題名 | 昆虫由来色素等の抽出・機能評価(C441) |
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課題番号 | 2004005199 |
研究機関名 |
農業生物資源研究所 |
研究分担 |
農業生物資源研究所 昆虫生産工学研究グループ 上席研究官1 |
研究期間 | 完了2001~2004 |
年度 | 2004 |
摘要 | 紫根抽出液を水/メタノール酢酸溶液で3日間低温透析を行い、透析膜より流出した液(=210mm付近に強い吸収をもつ)3滴を約0.5mLのD20に溶解し、1H NMR、13C NMR、二次元NMR、IR測定した結果から、CH3基及びCH3-CH-CH2の構造が導き出された。さらにAldrichのデータベースを検索し、スペクトルを比較したところ、1-メトキシ-2-プロパノールの1H NMR、13C NMRスペクトルと試料のスペクトルがほぼ一致した。この結果から、本試料の中のC及びHから構成される物質の主成分が1-メトキシ-2-プロパノールであることが分かった。そこでヒメマルカツオブシムシ幼虫の摂食試験を行い、1-メトキシ-2-プロパノール処理した羊毛は未処理よりも摂食量が大きい、すなわち1-メトキシ-2-プロパノールが摂食刺激の原因物質であることを確かめた。 |
カテゴリ | 加工 機能性 データベース 羊 |