農林水産業における環境会計フレームワークの開発と導入に関する研究

課題名 農林水産業における環境会計フレームワークの開発と導入に関する研究
課題番号 2004004583
研究機関名 農林水産政策研究所
研究分担 農林水産政策研究所 評価・食料政策部 環境評価研究室
研究期間 新規2004~2006
年度 2004
摘要  環境会計は、企業が行った環境保全活動をそのコストと効果の両面で評価する手法であり、製造業やサービス業などの分野において大企業を中心として広く利用されている。特に近年は大企業から中小企業にまでその利用が広がりつつある。しかしながら、農林水産業においては、自然環境と深く関連し多面的機能が発揮されているにもかかわらず、環境会計によりその環境保全活動を評価することはほとんど行われていない。 本課題では、農林水産業において環境会計を導入するに当たって、その効果と課題を抽出し、環境会計フレームワークを開発し、農林水産業の持続可能性の評価を試みた。方法としては、ミクロ環境会計については、環境省「環境会計ガイドライン」に基づき一農家を事例として環境保全コストの積算を行った。また、NAMEA(National Accounting Matrix including Environmental Accounts)と呼ばれる会計手法を基礎とし、多面的機能の評価を取り入れた新たな広域的な環境会計フレームワークを構築した。 成果としては、(1)農林水産業における環境会計の導入について、その利点と課題を整理した。(2)個々の経営体を対象としたミクロ環境会計について、一農家を事例として環境保全コストの概算を行った。また、国全体や特定地域を対象としたマクロ、メゾ環境会計について、農林業の多面的機能を導入した上で持続可能性の総合指標を算出できる新たな環境会計フレームワークを構築した。(3)滋賀県内で実施されている「魚の水田ゆりかごプロジェクト」を調査し、農業用排水路などの付帯施設を含んだ水田の持つ多面的機能(主に在来種の増殖効果、濁流抑制効果)の計測を行なった。
カテゴリ 経営管理 コスト 水田 ゆり

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