砂糖の価格関連政策に関する経済分析

課題名 砂糖の価格関連政策に関する経済分析
課題番号 2004004594
研究機関名 農林水産政策研究所
研究分担 農林水産政策研究所 評価・食料政策部
研究期間 単年度2004~2004
年度 2004
摘要  基本計画の見直しにおける品目横断的対策の検討に速やか、適切な対応が求められている状況の中で、国内産糖交付金制度の費用対効果の分析に資するため、以下の研究を実施した。 国産糖交付金制度が地域経済等に及ぼす所得面の効果を明らかにするため、地域間産業連関表を用いて、てん菜・てん菜糖、さとうきび・甘しゃ糖の誘発純生産を計測した。 また、この制度の運営に必要な国民負担額(財政負担と消費者負担)を算出し、両者の比率をもって費用対効果とし、1990年から2002年における費用対効果の推移をみると、原料作物の豊凶により変動はあるものの上昇傾向にあることが明らかになった。 産業連関分析ではとらえられない沖縄県の離島における砂糖産業の動向を既存統計から検討し、沖縄県における経済活動全体に占める砂糖とその関連産業の重要性は、県全体で見るとすでに低下しているものの、甘しゃ糖を生産している各島嶼においては未だ高い重要性を有していることが明らかになった。 てん菜の直播導入促進の効果を明らかにするため,糖価調整制度を組み込んだ計量経済モデルを構築した。直播栽培は,移植栽培と比べて,コスト優位性と単収劣位性を持ち合わせているため,直播導入はてん菜農家の所得に正と負の影響をもたらす。消費者・納税者・市場・農家に対する直播導入の効果について実証分析を行った結果,国民負担を軽減するのに必要な,今後20年間における直播導入のスピードが明らかとなった。また,てん菜農家の平均所得への負の影響を回避するのに必要な,毎年の規模拡大のスピードも明らかとなった。
カテゴリ 規模拡大 コスト さとうきび 直播栽培

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