餌料生物の効率的培養及び利用技術の開発

課題名 餌料生物の効率的培養及び利用技術の開発
課題番号 2005007729
研究機関名 水産総合研究センター
研究分担 水産総合研究センター 能登島栽培漁業センター
研究期間 新規2001-2005
年度 2005
摘要 ・L型ワムシについては、培養効率の向上に取り組み、粗放連続培養におけるL型ワムシの株ごとに培養水温、塩分に合わせた適正な収穫率を明らかにするとともに、培養環境がワムシの増殖に与える影響として、pH6~9では増殖に影響はないがpH10で増殖が低下することを明らかにした。・ケモスタット式植え継ぎ拡大培養において、培養効率を向上させる技術を開発し、S型ワムシの培養効率を0.86億個体/Lにまで向上させた。平成14年度までの実績(0.66億個体/L)に比べて31%向上であった。・培養4日目のL型ワムシの栄養強化が、ヒラメの無眼側体色及び形態異常防除の面から有効であることを明らかにした。また、タウリンを使用したワムシへの栄養強化は、骨格正常率の向上には効果が認められたが、色素正常率は低下することが判明するなどヒラメ稚魚の形態異常に及ぼす影響を把握した。・連続培養方式でL型ワムシを約4℃で冷蔵保存した結果、冷蔵6日目で冷蔵保存ワムシの生残率約80%を得た。・高密度輸送におけるワムシの飢餓は生残率を低下させ、タウリン強化は生残率を改善することがわかった。・消毒卵の5℃での冷蔵保存では、保存3日目でも一般細菌数が103CFU/gで、かつTCBS細菌が認められないことから消毒効果が維持され、冷蔵保存卵の7割以上が利用できることが明らかとなった。以上のように消毒卵の高密度輸送法の開発に取り組んだ。
カテゴリ 病害虫 防除 輸送

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