課題名 |
哺育期における代謝的プログラミング発現機構の解明と育成期の栄養制御による産肉性向上技術の開発 |
課題番号 |
2005006959 |
研究機関名 |
農業・生物系特定産業技術研究機構
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研究分担 |
農業・生物系特定産業技術研究機構 九州沖縄農業研究センター 畜産飼料作研究部 栄養生理研究室
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研究期間 |
新規2005-2005 |
年度 |
2005 |
摘要 |
i)新生子山羊において、高タンパク低脂肪の代用乳を給与した人工哺育群は自然哺育群と同等の体成長にとどまったが、肝臓、腎臓、膵臓が増大し腹腔脂肪重量は60~70%程度に減少した。人工哺育群ではGHとIGF-1及びIGF-2の血中濃度が低下し、インスリン濃度は10倍以上の上昇を示した。また、脂肪蓄積量に対応した血中レプチン濃度の変化はみられなかった。人工哺育と自然哺育とでは栄養素代謝の内分泌調節のセットポイントが異なり、哺育期の飼育方法の違いは代謝的プログラミング発現の引き金になりうることが示唆された。ii)肉用去勢牛の発育ステージ毎の飼養管理の高度化による産肉性向上を目指しての育成期の濃厚飼料給与制限の影響を検討した結果、IGF-1の分泌パターンの変化と対応して、肥育期の飼養効率が改善され、肉質を損なうことなく余剰脂肪の減少に有効なことを実証した。
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カテゴリ |
飼育技術
肉牛
山羊
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