課題名 | カテコール関連化合物を放出する植物の導入が周辺の植物や土壌環境に及ぼす影響解明 |
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課題番号 | 2005007317 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所 |
研究分担 |
農業環境技術研究所 生物環境安全部 化学生態ユニット |
協力分担関係 |
福井県大 東北大農 九州大農 近中四農研 兵庫県農業総合センター 国立環境研 |
研究期間 | 継続2001-2005 |
年度 | 2005 |
摘要 | 新たに約1800種の植物の他感作用活性を検定し、ニセアカシアから (-)-カテキン、コンフリーからロスマリン酸等のカテコール化合物を同定した。また、各種の他感作用活性物質について、比活性(化合物そのものの活性)と植物体中の含有量を明らかにし、今までに発見した及び報告があった主要な他感作用候補植物の生理活性強度を定量化した。その結果、比活性が高いケイ皮酸類を多量に含むユキヤナギは、それらの中で最も生理活性が高いことを解明した。さらに、他感作用活性物質のL-DOPAは、土壌中では吸着反応や変換反応などによって生理活性を失い、とくにpHが高い土壌でその傾向が顕著であり、これらはL-DOPAが有するカテコール構造と関連深いことを明らかにした。以上当初計画を達成した上に、論文、特許等、多くの成果をあげている。 |
カテゴリ | コンフリー 土壌環境 |