課題名 | 農耕地や自然生態系におけるフラックス変動の評価 |
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課題番号 | 2005007323 |
研究機関名 |
農業環境技術研究所 |
研究分担 |
農業環境技術研究所 地球環境部 フラックス変動評価チーム |
協力分担関係 |
岡山大 農研機構 九州大 国立環境研 |
研究期間 | 継続2001-2005 |
年度 | 2005 |
摘要 | つくばの水田、釧路湿原及びアラスカツンドラ湿原の3観測点で得られたデータを用いて、温室効果ガスフラックス及び熱収支の年次変動を解析した。水田やツンドラの年間CO2収支には平均値の約50%に達する年次変動が観測され、その主要因は気象条件による生育期間の総光合成量の変動であった。年間の2/3以上に及ぶ非生育期間のCO2フラックスやメタンの放出が、炭素収支・温室効果ガス収支に重要な役割を占めていることが明らかになった。水田では正味放射量の大半は潜熱フラックスに変換されるのに対し、ツンドラや釧路湿原では半分強であった。また、既に発表したアラスカ(2001~2003年)、つくば(2002)の観測データの30分値を既存データベースへ登録した。これらの成果は温室効果ガス排出削減のための基礎資料となる。 |
カテゴリ | 水田 データベース |