1)不良環境耐性メカニズムの解明と耐性作物の作出

課題名 1)不良環境耐性メカニズムの解明と耐性作物の作出
課題番号 2006008633
研究機関名 国際農林水産業研究センター
研究分担 国際農林水産業研究センター 生物資源領域
協力分担関係 IRRI
研究期間 新規2006-2010
年度 2006
摘要 1) 乾燥ストレス応答で機能する転写因子[シロイヌナズナ由来の活性型DREB2A (研究成果情報), トウモロコシのZmDREB2A (研究成果情報), ABA応答で働くシロイヌナズナのAREB1の活性型、およびイネのOsNAC6]の解析を進め、それぞれの遺伝子を高発現することにより、導入植物に種々のストレス耐性を与えることを示した。とくに、OsNAC6を過剰発現したイネでは環境ストレス耐性のみならず、病原菌感染に対する耐性にも関与する可能性が示された。2) イネのOsDREB1ファミリー遺伝子のストレス誘導性、転写活性能などを解析し、ストレス耐性付与に適したOsDREB1遺伝子を選定した。3) シロイヌナズナ由来のDREB1遺伝子のインディカイネへの導入は、未熟胚を用いた手法に変更することで効率の良い独立形質転換体の作出系を確立した。4) イネの鉄過剰耐性、および亜鉛欠乏耐性遺伝子のQTL解析の結果、それぞれのQTLをマッピングした。5) ダイズについて、新彊の現地圃場2箇所での評価により4つの耐乾燥性品種を選定した。耐塩性については、温室での検定法を確立し、この検定法により、2つの耐塩性品種を選定した。6) イネについて、鉄過剰、亜鉛欠乏の簡易検定法として、低濃度の寒天を添加した水耕法を検討し、寒天添加により圃場条件が再現され、抵抗性と感受性品種とを識別できることを明らかにした(研究成果情報)。さらに、乾燥耐性については、水耕養液にマニトールを添加する方法を検討し、既報の耐乾燥性品種と感受性品種を区別できる処理方法を見出した。
カテゴリ 簡易検定法 乾燥 大豆 抵抗性 とうもろこし 品種

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