i.野菜におけるDNAマーカー整備及び遺伝子機能解明と利用技術の開発

課題名 i.野菜におけるDNAマーカー整備及び遺伝子機能解明と利用技術の開発
課題番号 2006008525
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 農業・食品産業技術総合研究機構 野菜茶業研究所 野菜ゲノム研究チーム
協力分担関係 かずさDNA研究所
カゴメ
フジイシード
三重大学
京都府立大学
山形大学
理化学研究所
日本原子力研究所
研究期間 新規2006-2010
年度 2006
摘要 (1)トマト栽培種で汎用的に利用できるDNAマーカーの開発を目指し、820個のSSRマーカーを設計し、その半分の418個が少なくとも1組のトマト品種・系統間で多型を示すことを明らかにした。(2)2座のハクサイ根こぶ病抵抗性遺伝子(Crr1とCrr2)が座乗しているBACクローンを単離し、塩基配列を決定した。(3)果実肥大のトリガー遺伝子(群)候補単離のため、着果促進剤処理など種々の処理を行ったナスに由来するライブラリーから、新たに11,751のEST配列データを得、これまでとあわせて総計40,903のEST配列を獲得した。トマト等との比較ゲノム学的解析により、これらから116のSNPsを得、ナス連鎖地図上にマッピングするとともに、トマトの連鎖地図と大まかな対応関係を明らかにした。(4)外被たんぱく質遺伝子導入ビッグベイン病抵抗性レタスについては、第1種使用申請に向けて材料の詳細な分子解析、特定網室での抵抗性検定を行い、MiLV-CP遺伝子の逆位反復配列を導入した組換えレタスにおいて導入遺伝子のコピー数、染色体への挿入部位周辺のDNA配列を明らかにするとともに、特定網室試験においてT3世代での抵抗性の維持を確認した。(5)野菜茶研で育成された単為結果性ナス系統は、通常品種に比べて結実率が非常に高く、特に「AE-P03」とこれを交配親に持つ系統は、有望であることを示した。また、ジベレリン処理によりナスの着果が誘導されるが、その効果は品種や栽培温度条件により異なることを示した。(6)にらアポミクシス性に連鎖するDNAマーカー開発に利用できる有望材料を獲得した。また、レタス抽だいと関係すると考えられるジベレリン生合成遺伝子候補を明らかにした。
カテゴリ 単為結果 DNAマーカー 抵抗性 抵抗性遺伝子 抵抗性検定 トマト なす にら はくさい 品種 レタス

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