課題名 |
アジア諸国における人獣共通感染症の現状と農業・畜産経済に与える影響に関する研究 |
課題番号 |
2006008447 |
研究機関名 |
農林水産政策研究所
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研究分担 |
農林水産政策研究所 国際政策 アジアアフリカ研
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研究期間 |
単年度2006-2006 |
年度 |
2006 |
摘要 |
1.研究の方法:人獣共通感染症の中でも、現在、被害の深刻さや今後の感染拡大の可能性等により、国際的に重要問題化している鳥インフルエンザについて、発生地であり被害状況が深刻なアジア地域を対象に分析した。政府発表資料等、入手可能な統計データを初めとする資料の加工と分析を通して、各国の発生状況、政府の対応、農業、一般社会に及ぼされた経済的影響について把握、検討を行った。具体的な分析対象国は、被害状況が深刻で、初期の発生国と見られるアセアン諸国(インドネシア、タイ、ベトナム)と人口、農畜産業の規模が大きく、国際的に重要な位置を占めるインドと中国を選定した。2.得られた結果:発生状況と現在に至る推移を明確にした。国ごとの対応の特徴と、確立された対応方策を整理することにより各国が重要問題として捉えている実態が明らかとなった。鶏肉が、自国消費的な産品であるか輸出産品であるかにより、国によって対応方針が異なることと、経済的影響にも違いがある点を示した。3.結果の意義等:国により、発症が沈静化している場合とまだ被害が拡大している場合とがあるが、沈静化に向けての有効な手段を各国の実例から読み取ることができる。経済的影響を把握することにより、今後の新たな発生に対して被害を予測しうる情報をまとめた。
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カテゴリ |
加工
鶏
輸出
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