j.家畜生産性向上のための育種技術及び家畜増殖技術の開発

課題名 j.家畜生産性向上のための育種技術及び家畜増殖技術の開発
課題番号 200709504
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 農業・食品産業技術総合研究機構,畜草研,家畜育種増殖研究チーム
農業・食品産業技術総合研究機構,近農研,家畜育種増殖研究チーム
協力分担関係 家畜改良事業団
家畜改良センター
帯広畜産大学・大動物特殊疾病研究センター
The University of Adelaide
The Queen Elizabeth Hospital
研究期間 2006-2010
年度 2007
摘要 1)遺伝子情報を家畜の育種に活用するため、肉牛では黒毛和種のゲノム解析情報をもとに脂肪交雑と枝肉重量のQTLの特徴を調査した結果、脂肪交雑のQTLは常染色体上に多数存在するが、その効果は小さく優良遺伝子座の集団内頻度は低いこと、一方枝肉重量のQTLは効果が比較的大きい数個の遺伝子座が集団内で一定の頻度で保持されていることを明らかにした。また黒毛和種の繁殖・肥育一貫経営におけるQTL情報の経済的有用性を検討した結果、優良遺伝子座を持つ種雄牛を利用することで、脂肪交雑で約1万2千円/頭、枝肉重量で約7千円/頭の増収が期待できることを明らかにした。鶏では、卵殻強度関連形質(卵重、卵殻重、卵殻厚等)のQTLの特定と変異の探索を行った結果、その候補遺伝子を特定し遺伝子内のDNA変異を見つけた。また、DNAマーカー選抜における活用が期待できるDNA変異の簡易検出法を開発した。2)鶏における育種素材開発の基盤となるキメラ鶏の作出効率の向上のため、レシピエント胚からのPGC除去技術を検討し、カスガマイシンの放卵直後の胚盤葉直下への投与がPGCを減らす効果があることを明らかにした。また、遺伝子改変技術については遺伝子導入用の高力価レンチウイルスベクターを作出した。3)牛受精卵に適した生育環境を解明し生存性を高めるために、胚の培養における糖鎖関連物質(グルコサミン)の培地への添加の影響を検討した結果、8細胞期以降の培養液にグルコサミンを添加すると雌雄比率が雄にシフトすること、さらにこの際糖鎖付加酵素(OGT)の活性を抑制すると雌雄比率は1:1に戻ることを明らかにし、糖鎖修飾が胚の生存性に対して性によって異なる影響を与えることを示した。
カテゴリ 育種 経営管理 DNAマーカー 鶏 肉牛 繁殖性改善

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