課題名 |
効率的増殖法及び育苗技術の確立 |
研究機関名 |
岩手県農業研究センター
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研究分担 |
花き
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研究期間 |
継H12~16 |
年度 |
2003 |
摘要 |
目的:本県の花き生産は、露地品目と施設品目を組み合わせて推進してきている。しかし、近年の耕作放棄地の増加や、花に対する需要の多様化の進む中で、集約性の高い施設品目と組み合わせる露地品目としての枝物花木類の生産は、多様で豊かな資源を有する本県とって有望であると考えられる。そこで、枝物花木類の栽培技術体系の確立のために、導入に当たりもっとも経費のかかる種苗費の軽減のために、種子系品種の実生苗の発芽生理を明らかにするとともに、栄養系品種の早期苗養成技術を開発する。到達目標:(1)種子繁殖系品目の品種を収集し、休眠特性と育苗条件を明らかにする。 (2)栄養系品種の挿し木繁殖における効率的な育苗条件を明らかにする。(3)早期苗養成技術を確立する。(4)年次別予定成果成果:(1)長期低温貯蔵後(2~3℃、9ヶ月)のヒペリカムの種子を、20℃湿室条件下で発芽状況を調査した。ヒペリカムアンドロサエマムやヒペリカムプロリフェルムは、播種後1ヶ月でそれぞれ33%~46.5%、19.5~25.3%発芽したが、ヒペリカムアシロンは全く発芽しなかった。今後、貯蔵を延長して調査すると共に、低温吸水処理後に20℃条件下発芽経過を検討する必要もある。(平成12年岩手農研セ)(2)ビブルナムマリエシーとスモークツリー(レッドファー)の挿し木繁殖を試みたところ、用土にはパーライトが適し、成長途上の枝よりは充実した枝の発根率が高くなる傾向が認められた。(平成13年岩手農研セ)
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研究対象 |
枝物花木
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戦略 |
作物育種
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専門 |
育種
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部門 |
花き
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カテゴリ |
育種
育苗
栽培技術
挿し木
播種
繁殖性改善
ビブルナム
ヒペリカム
品種
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