水稲栽培における水田雑草の最小限防除技術の開発

課題名 水稲栽培における水田雑草の最小限防除技術の開発
研究機関名 岩手県農業研究センター
研究分担 水田作
研究期間 完H12~15
年度 2003
摘要 目的:農産物への「安全指向」が高まる中、本県では「限定純情米」として減農薬栽培米ブランドの売り込みを図ってきた。また、「岩手県持続性の高い農業生産方式に関する指針」が平成12年3月に策定され化学農薬による防除法の代替技術の開発が急務となった。このことから、水田雑草の発生生理に関する調査を実施するとともに、調査結果に基づく有効な耕種的防除技術の検討を行うことにより、耕種法と組み合わせた省農薬水田雑草制御技術の確立を図る。到達目標:ア 草種や発生量を制御できる耕種的防除法の確立。イ 耕種的防除法と単成分除草剤とを組み合わせた除草体系の確立。ウ 水田雑草防除体系に求められる防除水準の検討予定成果(初年目):・草種や発生量を制御できる耕種的防除法の確立。・耕種的防除法と単成分除草剤による除草体系の確立(3年目)期待効果:ア 耕種的・防除法と機械除草による除草体系の防除効果を示すことで、無農薬栽培における雑草防除技術として導入・評価が可能になる。イ 減農薬栽培において、雑草多発圃場での初期剤、後期剤を用いた体系処理は困難であるが、耕種的防除法でそれらを置き換えることにより、一発処理剤の効果をより安定した物とすることが出来る。成果:(1)要防除水準に関する成果 (i)水田雑草の簡易発生診断法と除草剤体系(平成元年度参考事項)。 (2)雑草の発生生理・生態に関する成果 (i)嫌気条件ではコナギホタルイ、好気条件ではミズガヤツリ・チョウジタデなどが発生し易い。(ii)草種ごとの出芽開始温度、発生時期を積算気温で検討した例がある。 (3)耕種的防除法に関する成果 (i)秋の反転耕・攪拌耕は、多年生雑草の塊茎枯死効果が高い(草薙ら,1977)。(4)生物的防除法に関する成果 (i)ノビエ類に感染する病原菌(Drechsleramonoceras)の除草剤商品化(三井東圧)
研究対象 水稲
専門 栽培生理
部門 水稲
カテゴリ 病害虫 雑草 除草 除草剤 水田 水稲 生物的防除 農薬 防除

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