東北北部内陸地域におけるイチゴ夏秋どり新作型の開発

課題名 東北北部内陸地域におけるイチゴ夏秋どり新作型の開発
研究機関名 岩手県農業研究センター
研究分担 野菜畑作
研究期間 新H15~19
年度 2003
摘要 目的:国内におけるイチゴ供給の現状をみると、7月から11月中旬の夏秋期については多くを輸入品に依存しているが、食味等の問題があり市場からは国産イチゴの生産を求める声が強い。その中で、夏秋期の生産に本格的に取り組めなかった要因としては、花芽分化技術にコストがかかったことや高温条件で果実品質が劣ったことなどが挙げられる。一方、盛岡地域はハウス早熟作型を中心とした産地であるが、最近は促成作型等を取り入れて出荷時期の拡大を図りながら専作化を志向する経営体も出てきている。そこで本課題では、近年開発された短日処理や越年株利用技術を軸として、適応品種による夏秋どり作型を確立する。到達目標:ア 「さちのか」を用いた短日処理による10~11月どり超促成栽培技術を開発する イ 「北の輝」の越年株利用による7~8月どり作型を開発するウ 夏秋どり2作型の導入・定着による周年供給体系が確立される予定成果(初年目):「さちのか」における短日処理期間及び定植期の違いによる収穫時期 「北の輝」越年株の株養成温度条件と花芽分化特性 「さちのか」の親株管理技術及び10~11月どり栽培技術の実証と評価期待効果:ア 短日処理による超促成作型及び越年株利用による7~8月どり作型が開発され、イチゴの周年供給が可能となる。 イ イチゴ専作経営またはイチゴを中心とした複合経営が増加する。成果:(1)促成イチゴの前進作型における短日処理は、暗黒低温処理よりも花芽分化が促進され、総収量は暗黒低温処理と同等である。この作型は、15日間以上の苗養成、30日間以上の短日処理とし、小型ポット利用が可能である。品種は「女峰」を用いる。(平成10年、南部園芸研究室) (2)品種「さちのか」の超促成栽培における年内収量は、短日処理30日間、8月上旬定植でaあたり76.7kgであった。(平成12年、南部園芸研究室) (3)越年株を利用した7,8月どり栽培には、供試した一季成り性品種の中では、収量が高く収穫が8月上旬まで続いた「北の輝」が最も適すると思われた。ただし、収量の増加かつ収穫期間の延長のためには、定植後第2順位の花房を確実に発生させることが必要である。(平成13年、東北農研野菜花き研究)
研究対象 イチゴ
戦略 園芸
専門 栽培生理
部門 野菜
カテゴリ いちご 管理技術 経営管理 コスト 栽培技術 出荷調整 品種 良食味

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