課題名 |
野菜・花きの栄養診断手法の確立 |
研究機関名 |
岩手県農業研究センター
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研究分担 |
土壌作物栄養
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研究期間 |
完H11~15 |
年度 |
2003 |
摘要 |
目的:野菜の栄養診断では、かつて葉色測定による簡易栄養診断が試みられたが、品目、品種、作型、地域などによって差があるために、作物体の栄養状態と葉色の関係を明示することが難しかった。しかし、植物体の汁液を用いた簡便な測定方法(反射式光度計、コンパクト硝酸イオンメーター等)が開発され、これを活用した簡易栄養診断による土壌・施肥管理技術の研究が進展し、実用化しつつある。花きにおいても、汁液を用いた簡易栄養診断が行われているが、花きは種類が多く、品種、作型等も多岐にわたるため、明らかにされているのは少ない。そこで、リアルタイムに栄養状態を把握し、必要最小限の養分で、目的とする農産物を生産するための簡易栄養診断技術を確立する。本年度は、トマト、きゅうり、スターチスの生育・収量・品質と簡易診断手法(搾汁液濃度測定)との関係を明らかにする。到達目標:(1)反射式光度計の適応性(種類・品種・作型,分析成分等)を明らかにし簡易栄養診断手法を確立する。(2)反射式光度計を用いた簡易栄養診断法により,野菜・花きの栄養診断指標を策定する。成果:(1)小型反射式光度計による硝酸測定時の測定温度条件及び土壌中の硝酸態窒素測定条件について明らかにした(H11研究成果)。 (2)トマトの搾汁液中の硝酸態窒素濃度を小型反射式光度計で測定したところ,従来の比色法とほぼ等しい値を示した。測定部位及び測定時間により測定値がやや変化した。(H12成績,未定稿) (3)トマトの簡易栄養診断手法は、ピンポン玉程度に肥大した果房直下、基部よりの小葉柄の搾汁液を用いる。搾汁液硝酸態窒素濃度を小型反射式光度計で測定する。葉柄採取時間は、晴天時の午前中とする。(H13成績、未定稿)
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研究対象 |
共通
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専門 |
土壌肥料
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部門 |
共通
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カテゴリ |
肥料
栄養診断
簡易診断
管理技術
きゅうり
スターチス
施肥
土壌管理技術
トマト
品種
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