課題名 |
施設ピーマンにおける病害虫総合防除技術の実証 |
研究機関名 |
岩手県農業研究センター
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研究分担 |
病理昆虫
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研究期間 |
新H16~18 |
年度 |
2003 |
摘要 |
目的:昨今、施設野菜類においても農薬使用回数削減が望まれている。施設野菜類では降雨がないため、基本的には病害の発生は少ないが、害虫については薬剤抵抗性等の問題もあり防除薬剤の散布回数は多くなる傾向である。現在、「ピーマン害虫に対する総合防除法の確立」の課題において、物理的防除法を基本技術として生物的防除法を組み合わせた総合防除法に取り組んでおり、殺虫剤散布回数を従来の9回程度から数回程度まで削減することが可能であることが示唆された。また、天敵農薬は3月の農薬取締法改正に伴い野菜類に適用拡大された。そこで、本課題では本技術を現地実証するとともに、各生物農薬の効率的使用法について検討し、有望な剤を現地実証に組み入れて検証し、化学合成農薬の使用を削減した病害虫総合的防除技術の実証を図る。到達目標:ア 各種天敵について、効率的防除のための利用ポイントが明らかになる。イ 施設ピーマン病害虫の総合的防除技術が確立する。予定成果(初年目):近紫外線除去フィルム等による害虫密度抑制効果の実証期待効果:近年、ピーマン単価が停滞気味であるが、安全な生産物として積極的な販売が可能。成果:(1)アブラムシ類やアザミウマ類の物理的防除法として、近紫外線除去フィルムを使用することによって、初期の飛来時期を遅延させ、発生密度を抑制できる。(平成13年度研究成果-指導) (2)タイリクヒメハナカメムシ剤は20℃以上で活発に活動し、アザミウマ類の密度抑制効果をもたらす。(平成14年度研究成果-研究) (3)ピーマンに発生するアブラムシ類やアザミウマ類、また灰色かび病に対して数種類の生物農薬が登録されている。
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研究対象 |
ピーマン
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専門 |
病害
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部門 |
野菜
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カテゴリ |
病害虫
害虫
カメムシ
生物的防除
総合防除技術
抵抗性
農薬
ピーマン
防除
薬剤
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