課題名 |
りんどうの萎縮症状の原因解明 |
研究機関名 |
岩手県農業研究センター
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研究分担 |
病理昆虫
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研究期間 |
継H14~16 |
年度 |
2003 |
摘要 |
目的:りんどう栽培現地では、収穫年に達する3~4年目から生育遅延株や枯死株が発生し、反収の低下が問題となる圃場がある。この症状には、(1)生育の停滞、欠株の増加などの被害が、圃場の畦畔側から徐々に拡大してくる。(2)株をほり上げると根量が少なく、腐敗や小さなこぶ状のものが見られる。(3)発生した圃場に苗を補植しても被害が発生する。などの特徴があり、現地ではネコブセンチュウによる被害と認識されている。そのため、この症状がネコブセンチュウなどのセンチュウ類による被害である可能性について検証し、あわせて防除対策を模索する。到達目標:(1)ネコブセンチュウと現地で発生している被害との因果関係を明らかにする。 (2)年次別予定成果成果:(1)山梨県では、1974年頃から苗からの持ち込みが原因と考えられるリンドウのネコブセンチュウ被害が発生した。この場合の対策として、リンドウ苗の50℃10分の温湯消毒が防除効果が高かった(浅利覚他、1983)。(2)著しい生育遅延の見られるリンドウ株をほり上げたところ、根にネコブセンチュウによると思われる小さなこぶが散見されたが、センチュウ自体は根からも土壌からもほとんど確認されなかった(2001)。 (3)被害の発生した圃場で、殺線虫剤を土壌処理後リンドウ苗を定植したところ、4ヶ月後の根重量が無処理区より多くなった(2001)。
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研究対象 |
リンドウ
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専門 |
病害
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部門 |
花き
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カテゴリ |
病害虫
温湯消毒
栽培技術
土壌処理
防除
りんどう
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