転換畑作物におけるカドミウム濃度の実態解明

課題名 転換畑作物におけるカドミウム濃度の実態解明
研究機関名 岩手県農業研究センター
研究分担 環境保全
研究期間 新H15~17
年度 2003
摘要 目的:FAO/WHO合同食品規格委員会(Codex委員会)において、食品中カドミウム濃度の厳しい国際基準値が設定されようとしている。野菜類では対策は明確にされていないが、作物別や品種別に吸収に差があるという知見がある。そこで、野菜類の品種別カドミウム濃度の違いを明らかにし、カドミウム低吸収品種を選定する。到達目標:キャベツ、ねぎ、えだまめ、ほうれんそうの品種別のカドミウム吸収特性を明らかにする。予定成果(初年目):野菜類の品種別のカドミウム濃度が得られる。成果:ア 農林水産省による各種農作物のカドミウム濃度全国実態調査の結果では、えだまめ0.01未満~0.05ppm(24点地点)、ほうれんそう0.01未満~0.49ppm(329地点)、キャベツ0.01未満~0.011ppm(101点)、ねぎ0.01未満~0.16ppm(112点)であった。(農林水産省HP公開) イ 水稲やダイズでは品種間にカドミウム吸収の差があり、水稲は土壌中のカドミウム吸収形態の違いと品種によって吸収するカドミウム形態が異なること、ダイズでは遺伝的要因が関与することが示唆された。(2002年農環研試験成績概要)。ウ カドミウム汚染土壌で栽培された葉菜類では、可食部カドミウム濃度が0.2mg/kgを超える場合があり、特にホウレンソウが高い濃度を示した。また、カドミウム汚染地帯から採取した果菜類のカドミウム濃度はトウモロコシ<ナス<ピーマンの順であった。(2000、2001年度野茶研試験成績概要) エ 転換初年目のダイズ子実中のカドミウム濃度が高い傾向が認められた。また、土壌の種類の影響は大きく、非汚染とみられる試験圃場でもカドミウム濃度は0.2ppmを超えた(2001年度中央農研試験成績概要)
研究対象 共通
戦略 環境
専門 環境
部門 共通
カテゴリ えだまめ キャベツ 大豆 とうもろこし なす ねぎ ピーマン 品種 ほうれんそう

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