課題名 |
寒冷地におけるグラウンドカバープランツの動力吹付緑化工法の実証 |
研究機関名 |
岩手県農業研究センター
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研究分担 |
生産工学
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研究期間 |
継H14~16 |
年度 |
2003 |
摘要 |
目的:農業農村整備事業等により整備されるほ場や農道の法面は、崩落防止のために外来草種を主体とした緑化を行うことが多い。外来草種は早期に法面を被覆するため、降雨による法面崩壊防止が可能であるが、その生育旺盛な分草刈り等の費用が嵩むことから、良好な維持管理が後手になる傾向にある。近年の景観や自然環境に配慮した施工を望む声の高まりにより、グラウンドカバープランツによる法面緑化が注目されているが、安定的に法面を被覆するまでに多大な管理労力を要する状況である。そこで本研究では、省力的にグラウンドカバープランツの定着を行うため、セル成型苗の動力吹付工法を実証し、当該工法及び寒冷地に適した植種を選定することを目的とする。到達目標:1)岩手県に気候に適応しかつ動力吹付け工法に適するグラウンドカバープランツ植種の選定2)年次別予定成果成果:1)中山間地に多く生じる法面や傾斜地のうち畑地法面を対象に、その保護・緑化形成に適したグラウンドカバープランツとして、耐寒性、耐暑性に優れ、早期被覆が可能で、景観形成能力の高い12品目を選定した。(岩手県県北農業研究所、平成11年度試験研究成果) 2)448穴セルで育成したグラウンドカバープランツ苗と肥料、培養土、水等をタンク内に投入し、圧縮空気を送り込んで混合し、混合したものを空気噴射によりノズルの先から施工面に吹付けて植栽するビオセルショット工法を開発した。植栽密度50セル/m2とすることで、約3ヶ月で法面を全体的に被覆することが可能である。(兵庫県県北農業技術センター、平成11年度試験研究成績)
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研究対象 |
グランドカバープランツ
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戦略 |
農業機械開発改良
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専門 |
農業機械
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部門 |
共通
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カテゴリ |
肥料
機械開発
傾斜地
耐寒性
耐暑性
中山間地域
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