課題名 |
おいしさアップ生産技術の体系化実証 |
研究機関名 |
岩手県農業研究センター
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研究分担 |
保鮮流通技術
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研究期間 |
新H16~19 |
年度 |
2003 |
摘要 |
目的:食の安全・安心が強く求められる中、消費者ニーズは多様化、高度化し農産物の品質に対する要望が高まっており、県産農産物をPRするにあたり、安全性や、鮮度に加えおいしさを示すことが求められている。特に、本県の野菜の重要品目である雨よけホウレンソウは盛夏期の収量・品質を高く維持することが求められている。特に、盛夏期にはかん水や遮光などにより収量、外観品質の向上をはかる技術が取られているが、栄養価や鮮度保持面での検討は十分でなかった。そこで、ホウレンソウの栄養価や鮮度保持特性、おいしさを高める技術を体系化し実証することにより内部品質の安定化をはかる。到達目標:ホウレンソウの栄養価、鮮度、おいしさを保つ栽培技術の組み合わせ体系が明らかになる。予定成果(初年目):栄養価、鮮度、おいしさを高める栽培技術の効果について初年目の評価が明らかとなる。成果:ア ホウレンソウの内部品質指標の策定にあたり、安全性の面では硝酸、栄養価の面ではビタミンC、食味の面では、還元糖がそれぞれ重要成分であると考えられた。(指導参考事項北海道道南農試S61年) イ 高品質ホウレンソウは栄養成分として、ビタミンCやβ-カロチン含量が高く、逆に硝酸やシュウ酸含量の少ないことが望まれる。糖含量は食味に関係する大きな要素であるが栽培時期によって変化が大きく高品質の基準としては、作型や収穫時期等を考慮した検討が必要である。(野菜の品質をめぐる最近の諸問題野菜茶業試験場久留米支場H9)ウ 盛夏期に高温である年には、かん水や遮光などにより水分や地温をコントロールすることにより収量及び外観品質の向上をはかることができる。(平成15年度野菜栽培技術指針岩手県)エ かん水により一気に伸長した場合には生体中硝酸濃度が高まる。光合成を活発に行ったホウレンソウでは生体中硝酸濃度が低下する傾向にある(未発表)。
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研究対象 |
ホウレンソウ
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専門 |
食品加工流通
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部門 |
野菜
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カテゴリ |
加工
栽培技術
茶
ほうれんそう
野菜栽培
良食味
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