課題名 |
みやぎの環境にやさしい農産物栽培技術体系の確立-水稲編-(2期) 3地域内循環を基本とした有機物の適正評価技術の開発 |
研究機関名 |
宮城県農業・園芸総合研究所
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研究分担 |
情報経営部
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研究期間 |
継H15~18 |
年度 |
2003 |
摘要 |
水質や生物相に与える影響を評価しつつ、正に「環境に配慮した栽培技術」を体系化することで、他産地との差別化を図る。このため、認証制度に基づく米だけでなく、環境に配慮しつつ農業者が参加しやすい、比較的平易な栽培技術体系を開発する。 地域ぐるみで取り組む環境保全型農業の意義の明確化。 宮城米の環境保全に対する貢献度を測定・評価し、代表的な指標値を用いて、農業者や消費者に示すことで、消費者の理解と農業者の取り組みが促進される。地域の有機物資源の循環が図られ、地域農業全体の環境負荷が軽減される。 対象集落の水田生態系は豊かだった。捕食性天敵類を指標に環境を評価することは生産者・消費者いずれにも有効であると考えられた。 田面水の懸濁物質は代かき後4日程度で低下した。堆肥施用区では有機態窒素、化学肥料区では無機態窒素の溶出割合が高かった。豚ぷん堆肥と化成肥料を組み合わせると化成肥料のみに比べて95%の収量を確保した。リサイクルセンター堆肥の品質は冬期間、水分過多のため低下した。 くず大豆120kg/10aの抑草効果は米糠よりすぐれ、抑草する草種も異なった。米糠の除草効果のバラツキは土壌微生物に由来しないことが明らかになった。 消費者は地域ぐるみで取り組む環境保全型農業を望んでいる。さらに消費者に対してそれらの情報を積極的に情報する必要であると考えられた。 豚ぷん堆肥と地域の有機資源(米糠・屑大豆)による無化学肥料体系の検討 地域で取り組む環境保全型農業に対する市場評価の検討 平成15年の穂いもち多発生(3)施肥管理といもち病の発生(参考資料)
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研究対象 |
水稲
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戦略 |
土地利用型農業、環境
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専門 |
経営、経済
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部門 |
水稲
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カテゴリ |
肥料
病害虫
いもち病
経営管理
栽培技術
除草
水田
水稲
施肥
大豆
評価法
豚
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