課題名 | 園芸作物のオリジナル品種育成 |
---|---|
研究機関名 |
宮城県農業・園芸総合研究所 |
研究分担 |
園芸栽培部 バイオテクノロジー開発部 |
研究期間 | 継H11~ |
年度 | 2003 |
摘要 | 本県における戦略的な園芸品種を育成開発する。野菜については、夏秋期に収穫可能な四季成りイチゴ、花きでは県内自生ヒメサユリ等の素材を生かしたユリや近年需要の多いスプレーギクの新品種開発を行う。果樹については気候の影響を受けやすい8~9月においても品質の安定するナシ、モモ等の品種開発を行う。中山間地等の地域園芸を振興し、地産地消を進めるため、みやぎの気象条件に適合する新規のこだわり品目を検索、試作し、有望な品目の栽培技術を確立する。伝統野菜等の在来種の栽培特性調査を行い、種苗の保存を行う。 目標普及面積(増加分)及び生産額;イチゴ-20ha-100千万円、キク-20ha-60千万円、ユリ-10ha-40千万円、モモ-20ha-10千万円、ナシ-20ha-10千万円、合計 220千万円 四季成りイチゴについては、1999年及び2000年交配で得られた系統から選抜試験を経て、生産力検定を行った結果、7系統が標準品種「サマーベリー」と同程度か優れる系統と認められた。今後現地適応性検定試験を実施し、現地生産者の意見や品質・収量性等を十分検討し、品種登録申請を行う予定である。 ユリ及びスプレーギクについては、得られた有望系統の現地適応性検定を実施している。スプレーギクのオリジナル品種候補として2系統(共同研究1系統,県単独1系統)選抜し、特性調査を実施した。 リンゴについては、10月上旬、10月下旬、11月下旬がそれぞれ熟期となる系統を選抜した。モモについては、「あかつき」の前後に収穫できる品質の良い3系統の調査を継続している。ナシについては、新高の時期に収穫できる4系統を選抜した。 新規の有用遺伝資源植物については、これまで野菜・花き等を中心に検索を行い、数十品目・品種を試作した。 各品目とも継続検討 地域の新たな需要を創出する野菜・花き等の新規品目・品種(第1報)(普及情報) |
研究対象 | 共通 |
戦略 | 園芸 |
専門 | 育種 |
部門 | 共通 |
カテゴリ | 育種 いちご 遺伝資源 きく 栽培技術 新品種 中山間地域 伝統野菜 品種 品種開発 もも ゆり りんご |