4.需要拡大新品種の開発 (2)酒造用米新品種育成試験

課題名 4.需要拡大新品種の開発 (2)酒造用米新品種育成試験
研究機関名 秋田県農業試験場
研究分担 作物部
研究期間 新H15~19
年度 2003
摘要 目的:酒造好適米品種及び有望系統について、施肥窒素に対する生育反応を解析し、栽培上の資料とする。本年度は特に、基肥窒素として肥効調節型肥料を用いた場合の秋田酒こまちの生育、玄米の収量と蛋白質含有率に及ぼす影響を調査する。方法:供試系統:秋田酒こまち。試験場所:湯沢市山田、5/27中苗機械植え(19.96株/m2)。各3反復。結果:LP区の生育は速効区と比べて、草丈、茎数、SPAD値とも低めに推移した。幼穂形成期では草丈、茎数、N吸収量、生育量(草丈×茎数)とも速効区よりやや小さかったが、SPAD値はほぼ同じ値であった。葉数の展開や生育ステージに違いは見られなかった。稈長、穂長、穂数、1穂籾数、m2当たり籾数のいずれも速効区とLP区に有意な差は見られなかった。また、速効区では幼穂形成期追肥によって穂数の増加と1穂籾数の減少が見られたが、LP区では見られなかった。LP区は速効区に比べてわら重が小さく籾わら比が高い傾向にあった。以上のように、基肥窒素として肥効調節型肥料を用いた場合の秋田酒こまちは、速効性肥料と比べて、幼穂形成期までは生育量が少なく推移するが、玄米の収量、品質、粗蛋白質に違いはなかった。
研究対象 水稲
戦略 作物育種
専門 育種
部門 水稲
カテゴリ 肥料 育種 酒造好適米 需要拡大 新品種 新品種育成 水稲 施肥 品種

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